本直し酒(柳蔭)

 

▪️本直し酒の意味(wikiから)

 本直し(ほんなおし)とは、

アルコール飲料の一種。直しとも。調味料でもある甘味の強いみりん焼酎を加えて甘味を抑え、飲みやすくしたもの。江戸時代の風俗をまとめた『守貞漫稿』によると、みりんと焼酎をほぼ半々に混ぜたものを上方では「柳蔭(やなぎかげ)」、江戸では「本直し」と呼び、冷用酒として飲まれていた。

「飲みにくい酒を手直しする」というニュアンスから「直し」という呼称が発生した。江戸時代には焼酎の亜種としてよく飲まれていたが、現在では一般にはマイナーな存在である。かつては夏の暑気払いとして、井戸で冷やされて楽しまれ、高級品として扱われていたことが、上方落語の「青菜 (落語)」に窺える。また正月の屠蘇のベースとして用いられた。

 

▪️本直し酒の作り方(松葉酒の製法書から)


「砂糖を二百匁=750g(3.75gx200匁)も入れて作った味醂のような濃度の酒、一合を25度の焼酎に加えると松葉酒としての「本直し酒」となり激賞に価するものが出来上がります。筆者としてはこの「本直し酒」に仕上げるに限ると極言して憚りません。」というので 砂糖の量を通常の2倍にして、どろどろに甘くして作った松葉酒をいろいろなものと割って試してみました。


割合は1:1程度から始めて、どちらかを増やし好みのところを探ってくだされば、ご自分好みの本直し酒となります。

 

松葉酒と焼酎を割ると高級感のあるお酒になります。

更に炭酸を加えるとチューハイのようになります。これは芋焼酎ですがいろいろな焼酎と試してみるとよいです。

少々苦味のある松葉酒とレモンソーダと割るとジンのようなカクテル風になります。氷とミントのハーブでも浮かべれば、楽しめます。

松葉酒と日本酒を割ります。

信濃鶴で試しましたが、大辛口の信濃錦一票ではとても良く合います。色々なお酒と試してみるとよいです。

松葉酒と梅酒を割ると松葉梅酒になります。更に炭酸を入れるとサワーのようになります。梅酒は辛口くらの方が相性はいいです。



▪️松葉酒の製法書の記述

1929年に日本仏教新聞社で発行された、長寿霊薬「松葉酒の製法書 全」にも本直し酒の記述があります。

※以下の本の画像はクリックで拡大表示されます。

 




▪️参考にみりんとの本直し酒の記述と売られている柳蔭

◆ミリンの焼酎割りが旨いとは思わなかった - デイリーポータルZ
http://bit.ly/1NNJNYg

     ◆柳蔭 720ML - 本みりんと日本酒の白扇酒造
     http://www.hakusenshuzou.jp/goods/detail.cgi?id=98


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